旬のはなし

千葉県で研究やってます。もうすぐアラサー

就活③ 終了

無事就活を終えました。

食品メーカー・研究職・専門性・規模・勤務地・待遇・社風

自分が希望していた条件群が限りなく合致した、素晴らしい会社に拾ってもらえたと思っています。


リアルの知り合いの人で僕の行き先が知りたい人は気軽に聞いてください。


さて、そもそもこのブログ(?)は備忘録的な意味合いで始めましたし
自分がどういう気持ちで取り組んだか、一回書いてまとめたいと思います。


~12月
志望業界:飲料、食品、国際貢献
第一志望:アサヒビール、味の素
備考:大手志向

東京の就活塾(無料)みたいなものに二ヶ月間、週一で通っていました。グループディスカッションと説明会が一緒になった感じ。
結構レベルの高いグループディスカッションができました。
ここまでの時期には「なんとなくどういう業界がいいか」目星がついてきました。その当時一番行きたかった会社はアサヒビールでした。

 

~2月
志望業界:食品、飲料、(BtoB)
第一志望:アサヒビール
備考:大手志向


各地で1dayインターンに行っていました。
個人的な色々な背景が原因で、「つくばにこのまま住み続けられる職場がいいかな~」なんて考えるようになりました。
そして、やっぱり食品メーカーに強く興味を持つようになりました。
ちなみに自身の専門が活きる種苗会社は募集が始まっていることを知らずノータッチ。若干後悔してました。


3月
志望業界:漢方、食品、飲料、(BtoB)
第一志望:ツムラ
備考:大手志向、健康への貢献

いよいよ解禁。
ほんとにこの時は説明会ばかり行ってました。一日2~4社くらい。
業界を縛らず見ていきました。完全に見なかったのはITとか建設とかくらいだと思う?
そしてこの時期に完全に第一志望を決心しました。植物の研究を通して漢方に関わりたいと思っていました。
ただ、「植物の研究」は自分にとってそれほど大事ではなく、ただの自分の持つツールでした。
OBOG訪問もこの時期からやってきました。

 

4月
志望業界:漢方、食品、飲料、(BtoB)
第一志望:ツムラ、味の素
備考:大手志向、健康への貢献

4月はずっとエントリーシート書いてました。書いていくうちにだんだん上手くなります。ずっと書いていたので、ある種のノイローゼでした。
この時期に一次募集の締切が終わった感じです。二次募集をやってる会社は後回しにしていました。(これが後に功を奏することになるとは…)
この時期からぼちぼち面接が始まるようになりましたが、最初の面接の日清食品は全く準備をしておらず、撃沈しました。
この頃になると書類通過の連絡がぼちぼちきました。書類通っただけだけどとても嬉しかった。

 

5月
志望業界:漢方、食品、飲料、(BtoB)
第一志望:ツムラ、味の素
備考:大手志向、健康への貢献
志望度が高かったビール会社に軒並み書類で落ちました。アサヒは特に行きたかっただけ、結構ショックでした。
とはいうものの、中小のBtoC食品と、大手食品の一つに最終面接で進めました。最終面接の打率は7割5分と聞いていたし、まあまあ企業研究もしていて特別ミスもなかったので受かるだろうと思っていました。

思っていました。これが悪夢の始まりでした。


6月
志望業界:漢方、食品、飲料、(BtoB)
第一志望:ツムラ、味の素→某○社
備考:大手志向、健康への貢献
5月の最終面接の結果が来ないまま、6月の面接解禁時期へ。この時点で選考が残っている会社は10社以下。正直不安でしたが「ま、なんとかなるやろ」と思っていました。が…
一週目終わった時点(一次、二次面接)でお祈りが殺到。二週目の終盤で残っていたのがツムラの一次面接結果待ちと、味の素の最終面接でした。
どっちかに受かれば逆に全部結果オーライじゃん、と思って企業研究も続け頑張りましたが…まさかの同じ日の夜にお祈りメールが…この時点で持ち駒ゼロ。最初からやり直しになりました。


大学生活で人前で泣いたのはたぶん初めてでした。まじ辛かった…
大学生活で一番つらかった。
自分はどこかで「人よりできる」「世界に行ける」「挑戦できる」人間だとなんとなく思ってた。それに叶うだけの経験も成果も持っていると思っていた。ニートみたいな思考回路だけど。
それが、このザマですわ。隠し持っていたプライドはズタズタでした。

ただ、6月頭から就活エージェントを活用して、保険で手を打っていたいくつかの会社の書類通過が届き始めました。これで息を吹き返し始め、色々な会社にエントリーしました。二次募集があるからと保留にしていた会社にも申込みました。そんな中某○社を第一志望にして、就活を再開しました。


7月頭
志望業界:漢方、食品、飲料、コンサル
第一志望:某○社、ヤクルト
備考:健康への貢献

ヤクルトはさっそく二次面接で落ちました。ヤクルトから内定もらってた友人から色々サポートしてもらったけれど、品質管理は自分の性に合わなかったんでしょう。
この頃からエージェントとの関係が強くなってきた気がする。
エージェントの紹介する会社のうち、だんだん大企業、大企業の子会社が増えてきました。数人の追加採用をサクッと終わらせたい会社が増えたんだと思います。
そんな中エージェントに紹介されていた製薬の最終面接に落ちました。ここで思ったことがいくつか
①エージェントに正確な志望順位を伝えないほうがいい。企業側にどうしても情報が漏れる。
②エージェントはやはり自分たちの利益が第一なんだろうなと。つまり、自分の紹介した会社に受からせる、進ませるのが一番なんだろうな。
ということに気づきました。

この時点で「最終面接落ちる病」をはっきり自覚した僕は、自分の弱みに気づきました。それは「意欲のアピールが下手であること」。冷静に、落ち着いてしまう自分にとって熱意を伝えるのは苦手なことにはっきり気づきました。
それを改善するための秘策を考えるようになりました。


7月中旬
志望業界:漢方、食品、飲料、コンサル
第一志望:某○社
備考:浪人して公務員かな…?

さて、ここまでで運良く某○社とコンサル、冷凍食品の会社が最終面接に残りました。7月頭から「熱意」を課題に就活をしていましたが、ここで「自分の発想や経験を、長くなってもいいから伝える」ようにしました。簡潔さに囚われていましたが、それをやめました。
そして、この時期から明確に面接が進むようになり、そしてついにコンサルから内々定の連絡をもらいました。

残るは某○社、第一志望に挑むのみ。
緊張はもう40社受けてきたので、ほとんどありませんでした。
自分のやりたい研究を用紙一枚にまとめました。「背景」「市場分析」「商品案」「研究ビジョン」の四枚のパワポを、二分でプレゼンしました。話して意欲が出ないなら、紙の形で意欲をアピールしようと、一週間かけて作りました。
その他に話した内容はこれまでの中でもかなりひどい出来でしたが、無事内々定の電話をもらいました。

 

 

終わって

翌週、署名とフィードバックのために会社に行きました。短い選考の時間ではありましたが、自分が評価してほしかった点を買ってもらったことがよくわかりましたし、意欲は一番あったと言われました。やはり紙の形でプレゼンしたのが大きかったと思います。

ただ、プレゼンを作る、というのは本当に入りたいと思いビジョンを描いていないと難しいですし、それだけ勉強が必要でした。他の最終面接に行ったすべての会社で紙を作ればよかった…とは思えません。というかたぶん作れません。第一志望だったツムラでも作れないです。

そういう意味でも、今の会社に入れて本当によかったと思っています。いまのところ。

 

正直、就活をなめてました。
「俺君はすぐ決まるよ」「いいとこ行けるよ」
そう言われてきました。

けれども僕は大した人間じゃありません。優秀な人は他にもたくさんいます。多分同期はみんな僕より優秀です。
けれど、色々な人と話して、自分の持ち味は「分析力」「行動力」、そしてそれらは「付き合いが長くならないと伝わらない」ということが分かりました。薄々感づいていたけれども。
だから、短い選考では自分の強みのカードを一番最初に出すようにしました。最終的な勝因はそこだと思っています。

 

そして、奢りを持ちつつも「自分は大したことないだろう」という相反する漠然とした不安から、12月前から行動していたのは、実は大きかったです。

色々な業界を見て「やっぱり健康か食に直接かかわりたい」と思いましたし、グローバルな仕事がしたいと思えるようになりました。

グループディスカッションは今の会社しか選考ではなかったので、実践を重ねた練習は皆無でしたが、やはり就活塾でGDは鍛えられてたのかうまくいきました。

長くやってきた分、色々なものを得られました。

 


という感じで、終わった今となっては
「いい自己分析の期間だった」
「いい会社に出会えて拾ってもらってよかった」
と思っています。


とりあえずこれからは研究一本で頑張るぞ!と言いたいのですが…

 

 

先生に頼んだプライマーは届かず、実験進まないし…
内定者懇親会では一次会でみんなの前でリバースするし…


前途多難です。。。