「君の名は。」気になった点?
こんにちは
君の名は。バカ売れです。
「君の名は。」が興行収入100億円突破、アニメ映画としては宮崎駿監督作品以外で初
http://gigazine.net/news/20160923-kiminonaha-ten-billion-yen/
僕は先月見に行きました。秒速5cm好きとしては見ないわけにはいかず…
もう最高でした。最高。
アニメ映画としてはぼくは最高に感動した。(ちなみに僕が一番泣いたのはClannad Afterでした。今でも久しぶりに見て泣きそうになります。)
日常の中に埋もれてた美しい景色
主人公二人の離別
そして【彗星】という美しくないはずがないテーマ(正確には○石ですが…)
この三つはほぼ秒速5cmと…というかこれまでの新海誠の作品ほぼ全てに共通しています。
それが、ここまでの完成度。ナイスマッチング。
僕は東京出身なので、新海誠の「日常の中に埋もれてた美しい景色」の描写が大好きです。
それは今回、最大級の形とタイミングで僕に帰ってきました。
そして、今日。
二回目を観に行きました。
相変わらず、最高でした。
そして、やはり2回目だと、色々なことに気づきました。
他のサイトでは考察されていないことを、適当に書き連ねます。
個人的事情による感動もあるので、そこはまあご愛嬌にしてください。
もろネタバレなので、観てない人は読まないで下さい。
①一番最初に入れ替わった時期は?
冒頭のシーンで、瀧が三葉に入れ替わったシーンから始まる。裸を見て叫んだシーンの次は、もう翌日の普通の三葉のシーンである。
そしてそのまま三葉の話が続き、そしてある日、三葉は瀧の体に入ってしまう。驚き、戸惑い。慌てつつも東京での生活を楽しむ。
ちょっと待ってこれはおかしくないか。
この映画の入れ替わりのルールとして、「入れ替わった日には瀧・三葉のお互いの体が入れ替わっている」ことになるのである。
つまり、少なくとも映画で三葉が瀧の体に入ってしまったシーンは、少なくとも入れ替わりが既に一回以上は行われた後なのである。
普通だったらあんなには慌てないだろう。男の体にも驚きは少ないはずだ。トイレくらいは行っただろう。
ここでこの矛盾の解決策として二つ思いついた
・一回目の入れ替わりの記憶がない
劇中、「入れ替わりの記憶はすぐ忘れてしまう」という話があった。これに則れば、三葉は一回目の入れ替わりでの出来事を忘れてしまったのだろうと推測できる。
しかし、周囲の環境はそれを物語っていない。
瀧の友人、司たちは「昨日のお前はおかしかった」と言っている。逆に言えばそれまでは普通だったということではないのか?(もし二回目なら「またか」という言い方をしているのでは?)
休みの日で一日中籠ってたのだろうか…そこまで推測して初めてつじつまが合うのか??
・劇中の時間軸が戻っている
実は三葉が瀧の体で東京ライフを送っていたシーンは一回目だったのでは…(つまり途中から回想になっていた?)とも思ったが…
これは違った。三葉が瀧の体に「みつは」と書くシーンがあるので、これは間違いなく二回目以上の入れ替わり。時間軸は正常である。
②同じシーンが多くない?
RADのPVだとよく言われるこの映画だが…まあそもそも秒速だってone more time, one more chanceのPVだ。まあ致し方なかろう。
だが、いくら何でも使いまわしのPVが多い。
見ればみんなもわかります。
大して感動しないシーンを使いまわさないでほしい。新しいカットを盛り込んでくれよ。
③なんで山手線?総武線?というか最寄駅は?
都民として思ったことです。
東京で生活している人…特に新宿四谷付近で生活している人にとっては、実はJRはそんなに利用しない。通勤通学で必要なら使う程度のものである。
普通は、山手線の内側ではみんな地下鉄を使うよ…言の葉の庭みたいに。
そして瀧はなぜ中学生だったのに、電車の中で単語帳を見ていたのか…受験生?塾帰り?
まあ…あえてJRにした理由は、間違いなく「車中から人を探している」様子を映し出すためだろう。
…地下鉄よりはJRのほうが僕はなじみ深いから、いいんだけどね!
四谷の直前のトンネルの中で大きく揺れて、瀧と三葉が触れ合うシーンは、「おおーっ」とおもいました。あのトンネルはえらく揺れるんですよ…
④時間軸?
瀧と三葉の入れ替わりは3年ずれていて、どちらも17歳です。もちろん二人は三歳差でしょう。
隕石が落ちたのは2013年10月4日。つまり…
2013年 三葉17歳、瀧14歳
2016年 三葉20歳(故人)、瀧17歳
2021年 三葉25歳、瀧22歳(就活生)
つまり…
_人人人人人人人人人人人_
> ラストシーンは未来 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
⑤なんで電話しなかった?
普通入れ替わってお互い気づいたらまず連絡とらない?
以上です。
まあ色々矛盾というか気になる点はあるけど素晴らしい映画でした。
ブルーレイ絶対買う。