旬のはなし

千葉県で研究やってます。もうすぐアラサー

Fire Sprout


自分の周りは置かれた場所で花を咲かせているけれど、
彼らから敬意と友情をもらっているけれど、
僕の花はここでは咲かないだろう。

それがわかってしまった。いや、ずっと知っていた。ある程度の評価を受けているから、こんなに心地のいい場所は初めてだったから、見て見ぬ振りをしてしまった。


ずっと同じことを繰り返して、場所を探している。
僕の水平線はどこなのか。
本当は知っているくせに。

そこに行く道は一つのはずなのに、
そこに踏み出せない自分が恨めしい。

生き残れる自信がないのか。
帰れる保証がない片道切符が不安なのか。


ここで生き残ることになんの価値がある。
客観的に価値はあるかもしれないけど、
それは毎年貰えるお年玉程度の価値しかない。


往復切符になんの価値がある。
そんなもの、誰かから与えられるものでしかない。
本当に俺がほしいのは、自分で掴み取った2回の片道切符だろう。



僕にとって3年という時間は必要だった。
4年という時間は持て余した。
5年なんて待てなかった。

タイミングはわからない。
けれど、マッチは擦って待っている。

天命に委ね、僕は僕の道を歩む