12月第三日曜日、敗北と怒りの気持ち
今日はクリスマス前の土曜日だ。
去年と同じく、今日は部活の飲み会なのだが、去年の明日はビジコンの決勝があった。
よく覚えているし、たぶん一生忘れないと思う。
あの日、自分は初めて「負けた」。
かつてないほど本気で打ち込み、これ以上ない自分の作品が負けた。
別に負けるのは構わなかった。周りに圧倒されたなら理解ができる。
けど、選考理由も無茶苦茶だった。明らかに贔屓な入賞チームもあった。
純粋にそれが許せなかった。
贔屓でできる出来レースのビジコンなんて、なんの意味もない。
そんな腐ったこと、大企業でやれよ。ベンチャーでやってもいいけど、コンテストでやるなよ。
それから半年後、筑波大学内のビジコンでも負けた。
あの時はかなり大勝負に出たし、他にも良いプランがあった。選考員に偏りもあったから入賞しなかったのも仕方がないし、逆にそれで僕たちは僕たち自身の限界をさとった。
ぼくは政治には疎いからこんなこと言ってもきっと叩かれたり、反論、否定されるだろう。そもそもこのブログまだ後悔してないからそんな人もいないけど。
でも、はっきり20代前半の僕でも感じているのは、「日本の資本主義化」。
事業縮小、首切り、そして福利厚生の縮小。
仕方ないかもしれないけど、悲しいと漠然と思う。
そんな中、やはり本当に社会の最前線で戦って、切り開いて、拡大しようとしている方々からの僕らのプランへの目線は冷たかった。
「こんなの別に要らないよ」
「必要な人だけ自分で買えばいい」
気に入ってくれる人もいたけど、ビジコンの結果を見たらそれは明確だ。
TFTをやってても思うけど、ボランティアや支援が、意味もなくハードルが高い。勝手に上げて、勝手に諦めたり、超えたことを簡単に誇ったりする。
そんなに人のことを考えるのって大変なんですか?人に何かするのってそんなに会社を圧迫しますか?
そんなに大変な事を僕らは、みんなは、求めていないんじゃないですか?
話が脱線してしまった。
時が経つのは早い。
まだあの時のことは自分の中で何も色あせていない。
ビジコンで負けたショックとかそういうんじゃなくて
社会への怒りをはっきりと感じたのは初めてだったし
僕はお金を使わない人を信用できなくなった。