お節介な僕と中途半端な日本人
昨日の続き的な意味と、備忘録的な意味を込めて。
以下、全くまとまりないわー。
そんなサービス要らない、的な話があったと書きましたが
僕らの考えてたのは「健康的な食生活ナビゲーション」システムです。
それをお節介と感じるか否かは人によります。
例えばこの統計データ
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/more/research/h21/h21/2-2.html
食生活に不安のない人って意外と多いなぁと僕は思います。
そして、僕の身の回りを見てみると、「不安を持っていない人」には二パターンあります。
本当に健康的な生活を(意識的に)送っているから、不要だという人と
不健康だけど、それの改善には全く興味がない
という二分です。
僕らのビジコンでのプランは食生活に不安を抱いている人に向けてサービスが必要だと考えていますが
僕自身、本当に大事なのは「不健康だけど、それの改善には全く興味がない」人に向けたサービスだと思っています。
我ながら盛大なお節介ですわ。要らないと言われた商品を売りつけたいんだもの。
そんな僕はTFTのモデルを気に入っています。http://www.shashoku.com/tft/
途上国の食支援と、先進国での飽食抑制。日本では健康的なものを食べてもらう、と。
そういう食に興味のない人でも、「20円が貧しい人の食事になるんなら、今日はカツ丼じゃなくてもいいか…」と思うかもしれない、なんて思ってます。実際どうかわからないけど。
けど、自分の食問題と世界の食問題。どっちかをなんとかしたいと少しでも思っている人に、もう片方にも関心を持ってもらえるきっかけになるんじゃないかと思ってます。
話が変わります。
昔、先輩に言われたことがあります。「TFTのwinwinのシステムって、日本人好きそう」と。
僕はその考えに半分賛成で半分反対です。といっても外国人がどうかは知りませんが。
日本には寄付文化がありませんし、「慈善活動には清貧である必要がある」、という固定概念があります。
そこで僕は聞きたい。
清貧な慈善活動って何ですか?
結局、それってお金を持ってる人しかできないんじゃないですか?
じゃあそのお金はどっからきているか
寄付じゃないなら、税金か他の商品の利益です。
なんかそれっておかしいよなって少し思いません?
自分が払ったお金が、勝手に異国の人のために使われるんですよ。勝手に。別に頼んでもないのに。
ただ、企業のやっている慈善活動の場合には、「この企業は⚪︎⚪︎の⚪︎⚪︎を支援してるから、この商品を買おう」ってなるかもしれない。つまりはこれも顧客獲得の宣伝の一端を担っているわけです。
そらそうだ。だってほとんどの企業は慈善活動のためにモノ作ってるわけじゃないし。
そうやって儲けた金の大半は会社の上の人の懐に入って、経営者は豪邸暮らしな訳です。うまいシステムです。
この経営システムと、寄付金もらって食って働く慈善活動。どっちが清貧ですか。
この話は、みんな薄々感づいているはず。
けど、寄付は納得できない。
その間にある活動が「winwin」なわけです。
これも立派な経営戦略です。
要は、「日本人はwinwinが好き」なんじゃなくて
「それ以外の選択肢が嫌い」なだけなんじゃないかなぁと。
偽善者にも善人にも思い切ってなりきれない、その結果なんじゃないかと思います。
僕はそれでもいいと思います。そんなことでうじうじ悩むくらいなら、みんなハッピーになろうや。って。
ま、みんなハッピーっていうと嘘くさいけどね。
というわけで、なんかオチも何もないけど備忘録なので。
もっと食の勉強したいなぁ。